近視と遠視を判別する「レッドグリーンテスト」と乱視を判別する「放射線視標」を載せています。
また、スマホ老眼は遠視の人がなります。
近視は焦点が網膜の手前にくる状態です。焦点が網膜上に来ないので視力は悪くなります。
遠くを見る時、目の内部の筋肉の操作によって焦点を合わせる事ができないのが、近視です。
そのことが、肩こりや頭痛などの症状を起きにくくしています。
もし近視の人にやや強すぎる眼鏡を掛けてもらえば判りますが、はっきりとは見えるようになっても疲れなどの症状を訴えます。
それは近視が遠視状態となり、目の内部の筋肉が操作して焦点を網膜上に合わせるからです。
近視でも乱視や斜位があれば、そちらから緊張が生じ、症状が来ますので近視だから症状を起こさないという訳ではありません。
なかには見えずらい精神のストレスで眼精疲労を起こすという説もありますが、これは非常に稀なことです。
近視は疲れにくい目です
世の中、視力のみ問題にして近視を「目の仇」にしていますが、近視は疲労を起こしにくい目なのです。
しかし
●強すぎメガネ
●斜位の未矯正や不正確な矯正の眼鏡は疲れます。
遠視と老眼は違います
遠視も老眼も、普通凸レンズで合わせますが異なるものです。遠視は遠方や中距離を見る時の問題で、老眼は手元の文字など近くを見る時の問題です。
若い人の遠視は、無意識に目の内部の筋肉の操作で焦点を網膜上に合わせますので、視力が悪くないのが特徴です。だから、視力的には正視と区別がつきにくいのです。しかし、遠視は眼精疲労を起こすことが多いという特徴があります。(図1)(図2)
老眼は、年をとって、水晶体が固くなり膨らむことが出来なくくなり、近くの文字などが見えにくくなるものです。
老眼も眼精疲労の原因になります。(老眼鏡は多くの人が作るので老眼鏡で疲労がとれる事実は割と知られています。)
(1)遠視とは
遠視は網膜より後ろに焦点が来る状態です。
しかし、遠視は本来、焦点が網膜上にないものの、目の内部の筋肉の操作によってピントを合わせるという性格を持った目です。
そのピント合わせが脳の疲れとなります。下図(2)のようになります。
若い人の遠視は視力は良い場合がありますが、疲れが生じ安いと言えます。
(2)視力の落ちない遠視
上記で書いたように、遠視でも目の中の筋肉の操作で焦点を網膜上に合わせ、あたかも正視の様な状態になる場合があります。
この場合良く見えますが、この緊張が疲れを起こします。
(近視は眼内の筋肉の操作で焦点を合わせることができません。)
一般的に年配者の遠視は網膜上に焦点を合わせることができないため視力は落ちます。
近視の人が強すぎるメガネを掛けているのと同じ状態の目ですから。
(3)近視の強すぎ眼鏡は遠視状態と同じ
近視の人が強すぎる眼鏡を掛けると、焦点が網膜の後ろに来ます。上図(1)の遠視と同様な状態になります。
だから遠視と近視の過矯正眼鏡を掛けた状態は同じ状態なのです。
神経の緊張で焦点を網膜上に合わせますので疲れます。
※ スマホ老眼の問題
最近、スマホ老眼と言う言葉をよく耳にします。
老眼になるような年齢でもないのに、老眼のような見え方になるからそのように呼ばれています。
手元のスマホを長時間見ていると見えにくくなるだけでなく、眼の疲れ、肩こり、体の疲れなどを起こす状態です。
スマホを長時間見る事を問題としていますが、実は目に問題があります。遠視の人がなやすいと思います。遠方を見るにも
目の調節力を働かせいるのに、近方を見るにはさらに大きな調節を働かせなくてはいけないからです。
だから、遠視の眼鏡が必要になります。
近視の人は眼鏡を外して見れば、スマホ老眼にはなりにくいはずです。ただし、近視や乱視の度の問題で眼鏡を外しただけでは解決しない場合もあります。
スマホを長時間見るのはそれはそれで問題ですが、スマホの弊害とスマホ老眼とは別次元の話です。
生まれた時からの状態で、しかも視力は悪くありませんから、ほとんどの人が悪い目だとは思っていません。
むしろ、視力がいいからいい目だと勘違いしている人も多くいます。(若い人でも強度の遠視は視力障害をおこします。)
ところが、近視の人が強すぎる眼鏡を掛けた時感じるような症状(肩こり、頭痛、目の疲れ、特に眩しさ など)が生じますが、視力自慢で目には自信のある人が、これらの疲労を目からだと考えるでしょうか。
世間では視力のみを問題にして遠視は軽視されていますが、眼精疲労のことから考えると軽視できません。
症状があれば眼精疲労のとれる眼鏡が必要です。
上図を、約3mほど離れ、片眼ずつ見てください。
上図の青い色に描いた黒丸と、赤い方に描いた黒丸を見て、青い方に描いた黒丸が濃く見えたら遠視性です。
赤い方に描いた黒丸が濃ければ近視性です。全く等しかったら正視です。
ただ、乱視があると判りにくいかも知れません。乱視がなくとも判りにくい人もおられます。
乱視とは文字通り解釈すれば、乱れて見えるですよね。だから多くの人が勘違いしています。
目の表面を角膜といいます。その角膜がきれいな球面をしていれば乱視はありません。しかし、ラクビーの球のよ
うに角膜表面が球面をしていなかったら乱視になります。
乱視は焦点というものを結ばず焦線となります。(二つの焦点を結ぶ線です)
焦点ではなく焦線だから網膜上に像をきちんと結ぶことが出来ず、はっきり見えないのです。乱視は軽度だと近視
みたいに視力障害の原因とはなりにくいです。度がある程度以上になると疲れも起こします。
下図を片眼づつ見てください。眼鏡を使用している人は眼鏡を掛けて見てください。
例えば横棒が濃く見えるとか、縦棒や斜め方向の線が濃く見えるとかすれば乱視があります。
どの方向もほぼ同じ濃さに見えれば乱視はないか、あっても軽度です。
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2024/4/22
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