屈折異常・斜位の統計

下記のグラフは、象牙堂めがね店へ来店された人1000人について調べた結果です。


近視性と遠視性の割合

 

右図は眼鏡店に来店された人を対象にしていますから、一般の人を対象にしたら異なるかもしれません。

尚、混合乱視は遠視性に含めました。

 

近視性が54%

遠視性が42.1%

近視性と遠視性の目をそれぞれに持った人3.9%

 


乱視有無の割合

 

乱視の無い人が26.8%います。

近視性乱視36.1%

遠視性乱視27%

混合乱視10.1%

 

混合乱視

乱視は焦点を結ばず焦線を結びますが、その一端が網膜より内側、他端が網膜より外側にくる状態です。一眼の中に近視と遠視両方を持った目です。

 

 

近視性乱視の度別割合

 

77.1%がc-1.75以内にあります。

しかし8.6%はc-3.00以上の度です。

 

遠視性乱視の度別割合

 

81.9%はc+1.75以内です。

6.7%はc+3.00以上あります。

 

結果は近視性と似たような状況です。


斜位の有無の割合

 

斜位のある人が51.4%と驚く結果です。

一般の約半分の人に斜位があると推察できます。

斜位の種類別割合

 

上記の斜位のある人がどのような種類の斜位なのかを調べました。

この数字は斜位の無い人も加えたものです。

外斜位が34.6%

内斜位は8.3%

上下斜位は3.9%

外斜位+上下斜位は4.2%

内斜位+上下斜位は0.4%

近視性斜位の種類別割合

 

外斜位は65.8%と圧倒的に多いです。

内斜位は16.5%

上下斜位は8.3%

 

 

 

 

遠視性斜位の種類別割合

 

外斜位は69.5%と最も多く、上記の近視性と大して変わりません。

内斜位は 15.9%も近視性とあまり変わりません。

上下斜位 7.8%

外斜位+上下斜位 5.8%

内斜位+上下斜位 1%

 

近視性は外斜位が多く、遠視性は内斜位が多いと良く言われますが、どちらも外斜位が圧倒的に多いのが判ります。

 


近視性外斜位の度別割合

 

45.8%がプリズム3以内にあります。

10.2%の人はプリズム8.5以上あります。

近視性内斜位の度別割合

 

69.3%がプリズム3以内です。

外斜位に比べると度は弱くなっています。

しかし、眼精疲労症状は強くでます。

近視性上下斜位の度別割合

 

上下斜位になるとさすがにプリズム6以上の人は大変少ないです。

74%がプリズム3以内です。

5.6%はプリズム6.5~8.0までの人です。

遠視性外斜位の度別割合

 

83%の人はプリズム6までです。

5%の人はプリズム8.5以上です。